このブログは検索エンジンから訪問してくださっている方が多い。と喜んでいて少し思うのは、FacebookのようなSNSとブログはやはり役割が大分違うということ。意味のある記事を載せることを考えると、SNSもまだ進化の余地があると思う。
徒然
各国の人々の性質(「戦争と平和」より)
「戦争と平和」(トルストイ著,工藤清一郎訳,昭和47年)の第三巻の中に、ヨーロッパ各国の人々の性質を語っている部分があったのでメモ。
ドイツ人
「彼は、もう治療の見込がないほど、狂信的にまで自己過信にこりかたまっている人々の一人だった。こういう人間はドイツ人にしかいないが、それは科学という抽象的理念、すなわち完全な真理の観念的認識の基礎の上に立って、絶対の自信をもつことができるのは、ドイツ人だけだからである。」
フランス人
「フランス人が自信をもつのは、自分は頭脳も肉体も、男性をも女性をも無抵抗にするほど魅力的であると考えるからである。」
イギリス人
「イギリス人の自信は、自分は世界でもっともよく組織された国の公民であるという基礎の上に固定している、だからイギリス人は、イギリス人として何をなすべきかを常に知っているし、イギリス人として自分がなすことはすべて疑いもなくりっぱなことである、と心得ている。」
イタリア人
「イタリア人が自信をもつのは、自分が熱狂しやすく、自分をも他人をもあっさり忘れてしまうからである。」
ロシア人
「ロシア人が自信をもつのは、まさに、自分は何も知らないし、知りたいとも思わないからであり、だからロシア人は何事も完全に知ることができるなどとは信じないのである。」
ついでに、上の文章に続いてドイツ人への悪口が入っている。
「ドイツ人の自信はもっとも始末が悪く、もっとも頑強で、もっとも鼻持ちならない、というのは、ドイツ人は、自分は真理を知っている、それは自分が考えだした科学で、これこそ自分にとって絶対の真理であると、思い込んでいるからである。」
第三巻,p84-85
各国の人々の性質では、沈没船の喩えとか有名だけど、こっちもなんとなくうなずける所があって面白い。
北陸沖地震(3月11日)
今日(3月11日)、15時45分頃。
会社のデスクに座っていると、ゴロゴロと縦揺れが感じられ、みんなで顔を見合わせあっているうちに横揺れも混ざってきて揺れが激しくなった。ロッカーがガタガタと揺れ始め、あわてて両手で押さえる。机に並んだ本や書類が倒れ、床においた鞄も倒れた。すこしはなれた席では机の上のデスクトップPCが横に倒れた。後で気付いたところでは、フロアの壁にヒビが入り、余震のたびにガタガタとヒビが大きくなっていったということ。
2度、3度と揺れが繰り返され、そのうちの一つが特に大きかった。女性社員の方には、怖い怖いと繰り返す人もいた。概ね皆席に付いたまま、揺れに動揺していた。
しばらくして、救急車だか消防車のサイレンなどが道から聞こえ、窓の外ではビルから出てきた人々で人だかりが出来ていた。
日が暮れても外には朝のラッシュ時のような人がひしめいて東京駅とは反対の方向へ歩いていく。夕食をと外出した社員の方の話では、どこの店も満員で入れないとの事。ピザハットに連絡すると全店に出前禁止の通達があったとの事(テイクアウトは可)。他のピザ屋は営業時間にも関わらず留守電が流れた。夜でも食事を出すとの話を聞いて鳥徳へ電話したけれど、こちらは地震で早々に店を閉めたとの事。
7時頃、人並みは一向に収まらず、車は東京方面が完全に詰まっていた。カレー等を出すドンコーイに行くと、意外と2人待ちで直ぐに座れた。テレビでは福島県小名浜港などが水浸しになるシーンが繰り返し流れていた。
東武線が復旧しないので、今夜は会社に泊まることになりそう。
sf日記(2月19日分)
12頃出発して岩沢へ。本当は行きに上三河インター近くのムラサキスポーツへ行ってグローブを買おうと思っていたけれど時間がもったいなかったので、素手で入る事に。
ウェット着るときに足のくるぶしの部分を引っ張りすぎて破いてしまった。
BCMの予報ではかなり大きめなサイズの可能性もあったけれど、Maxでも肩前後。ただ、若干ダンパー気味で、まだ僕のレベルだと抜けきれない波が多かった。
素手だとかなり冷たく、すぐ手が赤くなってしまったけれど、頭の痛さのほうが深刻だった。調子に乗ってインサイドまで走ってしまうと戻るまでになんどもドルフィンしなければならず、疲れた。
帰りにムラスポによってグローブを買った。マキはグローブは元から持っていたのでキャップを買っていた。
吉屋信子の思想について
最近のろのろと読んでいる吉屋信子の「花物語」、下巻も後半に入りかなり雰囲気が変わってきた。キリスト教について造詣が深いと思わせる話や、どうやら男女差別に対してはっきりした意見を持っているらしいと思わせる話が入っている。205ページから始まる「ヒヤシンス」は女性のタイピストが女性の意見を代表して経営者へ談判しに行き、クビになる話だった。小林多喜二の蟹工船にも通じる筋立てで、テーマは女性の尊厳。それを積極的に肯定しているのかどうかは判断に迷う文章だけれど、とにかくそういった発想が彼女にあるということが意外だった。
追記:
後書きにも、「花は世界に抗する、、、」といった文章と共に吉屋信子の作品が当時としてはかなり進歩的だった事が紹介されている。そんな作品が連載を続けられたのは、男性の登場しない安全なロマンス小説としてのイメージが強かった事のおかげだったとのこと。
sf日記(1月22日の分)
22日
始めに行った福島県の岩沢ポイントが頭近くのダンパーで波数も多めだったので、南下して四倉ポイントで入った。
冬になって、四倉で入るのは2回目。このポイントは夏場にもなんどかチェックしていたけれど、若干サイズが小さめで入っていなかった。
今回もサイズがある訳ではないけれど、グーフィー側が比較的良い形だった。
僕ら2人の他、先にロングが1人、ファンが1人。
前回入ったときもそうだったけれど、このポイントは割れる位置が、多少はまとまっているけれども、結構ずれる。そのため、まじめにピークから乗ろうと思うとかなり動かないといけない。
水温はかなり冷たかった。グローブなしで入ったのだけれどなんとか頑張れる。
連続でドルフィンしていると頭が痛くなる。
入って30分くらいだったか、フードをかぶった中年の3人組が入ってきた。50歳前後でゴルフでもしていそうな感じ。3人とも同じウェットで同じようにフードをかぶっている。始めはローカルっぽい感じで勢いよくアウトへパドルしていたが、乗っているところを見るとさほど上手なわけでもなさそうだった。ただ、年配になっても週末サーフィンが出来る仲間がいるのは(しかも冬の福島で!)、すてきな事だと思った。
ポイントのすぐとなりが道の駅になっているけれど、カツ丼がカツが値段の割にはしっかりしていておいしかった。