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「赤い高粱」(莫言)
2012年ノーベル文学賞を受賞した莫言(ばくげん)の代表作。反日的な描写があるとのことで身構えて読んだけれど、実際には国民党軍とのいがみ合いや、盗賊同士の殺し合いなど様々個所でリアルな暴力表現があり、特に反日ばかりの小説では無い。
比喩の表現力が高く確かにノーベル章をとっただけの事はあると思わせる部分があります。全体では無いにしろ中国人の人生観をかいま見た気持ちにさせる作品です。